ロットングラフティー

古都のドブネズミことロットングラフティーを体感すべくいざ京都へ!!!

 京都から始まる日本ロック改革!!! ロットングラフティーのワンマンGIG『京都発ポルノ超特急スペシャル』を体感すべく9月13日(土)に京都〈ミューズホール〉に行ってきました。ラガマフィン・スタイルによるスキルフルなヴォーカルが冴えるNAOKIと、太く伸びるヴォーカルが琴線を震わすNOBUYAの激しい掛け合いの妙。「毒学PO.P革新犯」から始まった極上の音楽体験は、息の合った最高のバンド・アンサンブルと共に超満員(SOLD OUT!)なオーディエンスを熱い一体感の渦へと巻き込む。代表曲と言っても過言ではない「暴イズDEAD」の熱き叫び、レゲエ調のリズムが心地良いポップな初期の名曲「生クリーム」、そして新曲、波揺れるポップな「MASSIVE DRIVEN」、キュートなサビがたまらん「ケミカル犬」を畳み掛けるように激しくも真直ぐに披露。途中、客との信頼感あるトークの掛け合いも見事ながら、ロック、レゲエ、ダブ、様々なジャンルをバランスよく昇華した優れた楽曲の機能性の高さに感動。そして本編スパート後のアンコール・ナンバー「075GRAFFITI」で魅せる胸を締め付けてやまないメロウで音楽的なサウンドの美しさ。この全てに満たされたかのような満足度の高さ。ロットングラフティー、ほんまヤバいです。感服しました……。
 11月6日には日本制覇の祈願を達成すべく自ら旗揚げした〈BEDTIME FOR DEMOCRACY〉レーベルより、坂本教授の名曲をリ・プロダクトした『悪巧み〜Merry Christmas Mr.Lawrence』を満を持してリリース! これがまた聖も邪も飲み込む無限の可能性を秘めたモンスター・ロック・チューン。こんなにも美しくパワーに満ち溢れたサウンドにはそうそう出会えるもんじゃありません。ロットングラフティーが古都、京都から動き始めた鼓動、それが全国へ飛び火するのは時間の問題。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの終幕によって終わったと思われた日本のロック。再生をする鍵は彼らが握っている。僕はこのステージを観てそれを確信しました。
(9月13日/京都にて)

『悪巧み〜Merry Christmas Mr.Lawrence』
ロットングラフティー
11月6日発売
〈BEDTIME FOR DEMOCRACY〉
www.rotten-g.com/