Stereo Fabrication of Youth

感情に訴えるポップ・マジック! Stereo Fabrication of Youth登場!!!

 今、一番カッコ良い音楽って何なのだろう? ヒップホップ? ジャズ・ファンク? ボサノヴァ? 洋楽? 間違ってもJ-POPの名をあげる人は少ないだろう。しかし、Stereo Fabrication of Youthは自らのサウンドをJ-POPだと言い放つ。ミスチルスピッツらから受け継がれるJ-POP遺伝子のイイところ。
ポップで甘いコーティングがされつつもちょっとピリっと毒が効いてる、みたいな。そんな次世代の王道ポップ・ソングを生み出すステファブが自分達の音楽をより多くの人に届けるために、自ら会社を立ち上げ、〈東芝EMI〉をパートナーに選び、極上のアルバム作品を片手にシーンに舞い戻ってきた。
 「聴いてもらえる人が増えるであろう手順は踏めたと思ってます。いろいろと流れが出来て、多くの人に聴かせられるってことで、それにふさわしいアルバムを作ろうってスタートしましたね」(江口 / V)
 アルバムには冒頭からハイ・テンションなロック・ナンバー「two creatures」や代表曲と言える「1979」など、後生に語り継いでいきたい名曲が多数収録されている。ちなみに2曲とも作詞はギターの和田 勉、作曲はヴォーカルの江口 亮の手によるものだ。
 「いずれグレイプバインみたいにみんなが曲を書けると面白いなって思ってます。でも、それは僕らの場合20年かかってやればいいやって」(江口)
 ステファブにはミスチルスピッツを乗り越えようとするバンドの結束の強さ、将来を見据えるクレヴァーな意志の強さを感じる。
 「クオリティの高いポップスをやっていきたいんです。この先、20年も30年も音楽をやっていくんだったら目指す頂は高い方がいいですから」(江口)
(8月22日/下北沢にて)

『Audity』
Stereo Fabrication of Youth
発売中
〈fabrik / 東芝EMI
www.web-fab.com